冬至の日はどんなことをされていますか?
昔の習わしでしょ。あまり気にしていないなぁ。
という方もいるかもしれませんが、心のリラックスにはとてもよい一日です。
冬至は、1年で最も昼が短く、夜が長い日として知られています。
この日を境に、日が長くなり、光が戻ることから、古来よりさまざまな地域で行事が行われてきました。
冬至は自然のリズムを感じる日でもあり、植物とも深い関わりを持っています。
ハーバルセラピストMOMOKOとしても大切な日です。
冬至に向けて、どんな行事や植物を取り入れた習慣があるのか、さらにどんなスピリチュアルな意味を持つのかをご紹介します。
慌ただしい年の瀬ですが、「冬至」大切にすることで、心身ともにリフレッシュできますよ。
スピリチュアルな冬至2024その意味と背景
冬至は、太陽が最も南に位置し、昼間が最も短く、夜が最も長くなる日です。
日本では毎年12月21日から23日の間にあたります。
2024年は12月21日土曜日です。
冬至は、太陽の光が最も少なくなる時期ですが、成長のチャンスとして捉えられる日でもあります。
植物は冬に休息し、春に向けその芽吹きの力を蓄えるように、人間も内面で成長の準備を進める時期なのです。
冬至をスピリチュアルな視点で考えると、暗闇の中から新しい光が差し込むように、自己の内面に潜む力を再確認し、新たな始まりに向けて心を整える時期として活用できます.
そして、冬至を迎えることで、これまでの1年を振り返り、来るべき新しい年に向けて準備を整える時間でもあります。冬至は、単なる季節の変わり目というだけではありません。
太陽が沈んだ後の暗闇の時が、少しずつ短くなる。
太陽が昇る時間が長くなるここの境を意味する「冬至」は再生や新たな始まりを祝う日でもあります。
スピリチュアルな側面でも重要な意味を持ってるんですよ
日本でも、冬至を「一陽来復」(いちようらいふく)と呼び、光の回帰を喜び、新たな生命力を感じる日とされてきました。.
スピリチュアルな冬至2024のイベントや催し
冬至には、「運気が上昇に転じる日」とされさまざまなイベントや催しが予定されています。
例えば、全国で開催される冬至祭りや、冬至を祝うためのスピリチュアルなワークショップがあります。
オンラインでも冬至に関連するセミナーやイベントが多く企画されており、冬至に合わせて自分の内面を見つめ直す時間を持つことができます。
また「一陽来福(いちようらいふく)」というお守り(お札)をご存じですか?
一陽来福とは冬至を表す言葉「一陽来復」=「陰が極まり、陽の気が戻ってくる」
意味は「悪いことが続いた後に幸運が開けること」です。
由来は、古代中国の書物『易経』という説があります。
一陽来復守は、金運隆昌・社業繁栄・商売繁盛を御祈願したお守りであり全国各地で冬至を境に
授けていただける神社仏閣もあります。
いくつか調べてみました。
穴八神宮
放生寺
弘憲寺
一陽来福を願うお札の場合、冬至、大晦日、節分の何れかの深夜0時に、恵方(明の方)に向かって貼ります。
私が以前、授かった「弘憲寺」のお札はこちらです。
スピリチュアルな冬至2024その過ごし方
冬至の朝
寒い朝ですが早起きして朝日を体いっぱいにうけましょう。
冬至は1年の中でも陰のパワーが強い日とされます。
朝からゆったりとした気持ちで一日過ごしましょう。
リラックスが吉です。
冬至を境に日照時間が延びます。日の光・太陽のパワーも取り入れていきましょう。
冬至の夜
冬至の夜に食べる「かぼちゃ」や入浴する「ゆず湯」は、日本の伝統的な風習です。
これらの食べ物や習慣には、スピリチュアルな意味も込められています。
【かぼちゃの食べ方】
冬至の日にかぼちゃを食べることは、風邪を引かずに過ごすための予防や、冬の寒さに耐えるための力を得るためと言われています。
かぼちゃの「黄色」は、太陽の象徴でもあり、再生や活力を意味します。
【ゆず湯】
ゆず湯は、冬至の日にゆずを浮かべたお風呂に入る習慣です。
ゆずは、厄除けや健康を祈願するための植物です。
温かいお風呂に入ることで心身ともにリフレッシュできると考えられています。
特に、寒さが厳しくなるこの時期にゆず湯は心地よいものです。
スピリチュアルな冬至の世界「ゆず」の効果を深堀
ゆずの力
スピリチュアルな観点から見ると、ゆずは「浄化」と「長寿」の力を持っているとされています。
これはゆずの木の寿命が長く、病気にも強いことから、「延命長寿」や「無病息災」のご利益があると考えられているからです。
ゆずの香り
ゆずの香りにはリラックス効果があり、心を落ち着け、穏やかな気持ちにさせてくれると言われています。冬至の日にゆず湯に浸かることは、物理的な温まりだけでなく、精神的な癒しをもたらし、新たなエネルギーをチャージする良い機会です。
ゆずの成分
柑橘類のなかでもビタミンCが豊富、さらにクエン酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれます。 疲労回復や新陳代謝の促進にも効果が期待されます。
ゆずの種にも注目
ゆずの種はペクチンが豊富です。
ホワイトリカーやウォッカにつけるだけでナチュラルな保湿化粧水をしても利用できます。
トロトロの化粧水ができます。
作り方がなんと「ウエザーニュース」に詳しく掲載されていました。
ゆず種化粧水の作り方
※焼酎の臭いが気になる方はウォッカやホワイトリカーがよいと思います。
ハーバルセラピストとしても注目している「ゆず」の力です。
ゆずは皮・果実そして種までも使うことができます。
スピリチュアルな冬至2024体調不良になる方も
太陽の力が最も弱まり、陰のエネルギーが極まるのが「冬至」です。
また、この時期は寒さも厳しくなり頃、風邪やインフルエンザも加わり、なにかと体に不調を感じやすくなる季節でもあります。
ですから、しっかりとエネルギーチャージするためにも「暖かいもの」を食べ「睡眠」もしっつかりとってください。
2024年冬至は、12月21日土曜日と週末になりますが「夜更かしをせず」しっかりと眠りましょう。
スピリチュアルな冬至の世界は植物と関係あり
冬至は世界中でさまざまな形で祝われています。
その中で、植物も重要な役割を果たしており、地域ごとに異なる風習があります。
北欧の冬至
北欧(フィンランド)では冬至の祭り「ユール(Jól)」が盛大に行われていました。
これは、キリスト教以前の冬至祭です・
古代ヨーロッパのゲルマン民族の間で行われていました。
冬至の夜には魔物や悪霊があらわれるとされ、この闇の最も深い冬至日には「ユールログ」と呼ばれる巨大な薪を暖炉で燃やして魔除け・厄除けにしたと云われています。
ユールログは森から大きな木を伐りその木にリボンを付けて家まで運んだそうです。
ちなみにこのユールログがクリスマスツリーの起源だそうです。
中国の冬至
二十四節気発祥の地は中国。 中国では冬至は「冬至節」と呼ばれ、「冬至は新年(春節)のごとく大切である」とされています。
家族で餃子を食べたり、「湯圓(タンユエン)」を食べる「冬至団」という風習もあります。
「湯圓」は中国の伝統的なデザートで、もち米(イネ科)で作った丸いお団子に餡を包み、温かいシロップに浸して食べるスイーツです
古代エジプトの冬至
古代エジプトでも冬至は重要な節目の日であり、太陽神アラーを讃える祭りが行われました。
この時期には、神聖な植物である蓮の花やパピルスが使われることが多かったとされています。
スピリチュアルな冬至2024は再生とリニューアルを
冬至は、スピリチュアルな意味を持つ特別な日であり、自然とともに歩むことで新たなエネルギーを得る日でもあります。
そして、心と体のデトックスにはとってもよい日です。
また、かぼちゃやゆず湯など、冬至の植物には、健康や幸福を願う力が込められています。
2024年の冬至を迎えるにあたって、植物との関わりを大切にしながら、自分自身の成長と再生を感じる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。